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恋愛小説:わたしがまだ姫と呼ばれていたころ

わたしがまだ姫と呼ばれていたころ episode17 テニスサークル(2)


新歓コンパの日。
会場は居酒屋のチェーン店。二十数名の予約だったため、お座敷に案内された。

個室の入口で、女子のリーダー格である三年生の弥生が、てきぱきと受付をしていた。
「ハイ、あなたたち、新入生は千円ね」
先に会費を払う仕組みらしい。
姫と弓子は、弥生に会費を渡すと「奥からどんどん詰めちゃって。上座とか気にしなくていいから」と言われ、部屋の中へと入っていった。

練習で何度か顔を合わせていた、他大学の女子たちが既に何人か座っている。ふたりは軽く会釈した。
男子は新入生とキャプテン、それに初めて顔を見る人が結構いた。

その一人に、露木がいた。
姫の直感と嗅覚が、彼の隣の席を無意識にキープさせた。自然に弓子も姫の隣に並んで座る。

「あ、初めまして。D女子大の姫です」
「初めまして、D大の露木です」

爽やかな笑顔が印象的だった。
テニスをしている姿は見たことはないけれど、面長で浅黒い肌はスポーツマンらしく、笑ったときの歯の白さが際立つ。
くっきりとした二重の目、少しだけ上がり気味の眉毛は凛々しく、目と眉毛の幅が近いせいか、どことなく日本人離れした顔立ちに見える。
髪はゆるくパーマがかかっているのか、天然なのかわからないが、ふわふわしていて長すぎず短すぎない、やわらかな黒髪だった。
姫の一瞬の観察の間、露木はずっと微笑んで姫を見つめていた。




          【episode17 (3)に続く】
  




episode17 テニスサークル(1)
 は、こちらをご覧ください。
   ↓
http://cafesanur.blog.fc2.com/blog-entry-157.html




episode1 から読んでみたいかたは、こちらからどうぞ。
   ↓
わたしがまだ姫と呼ばれていたころ episode1 三日月







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cafe sanur

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