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恋愛小説:わたしがまだ姫と呼ばれていたころ

わたしがまだ姫と呼ばれていたころ episode17 テニスサークル(8)


それから、露木はほかの男子と軽く打ち、後はベンチに座っていた。
キャプテンにまた誘われていたけれど、「今日はもういいや」と断っていた。
姫は、もう少し見たかったな、と残念に思いながらも何も言えず、その日の練習は終了した。

最後にみんなで、あちこちに転がったボールを拾い集めていたとき、偶然、姫と露木のふたりだけの時間ができた。
ちょうど植込みの陰で、周りからの死角になっている場所だ。

「約束、覚えてる?」
露木が姫に囁く。

「はい」
姫も小声になる。

「着替えたら、駐輪場に来て」
そう言うと露木は、姫の返事も聞かないうちに、先にみんなのいる方に駈け出していってしまった。
姫は、露木が覚えていてくれたことが、予想以上にうれしくて、ついにやにやしてしまいそうになった。
そして、慌てて顔を引き締めると、残っていたボールを拾って、露木の後を追って走った。





          【episode17 (9)に続く】
  




episode17 テニスサークル(1)
 は、こちらをご覧ください。
   ↓
http://cafesanur.blog.fc2.com/blog-entry-157.html







episode1 から読んでみたいかたは、こちらからどうぞ。
   ↓
わたしがまだ姫と呼ばれていたころ episode1 三日月







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cafe sanur

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