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恋愛小説:わたしがまだ姫と呼ばれていたころ

わたしがまだ姫と呼ばれていたころ episode18 野球観戦(1)


その昔、わたしがまだ姫と呼ばれていたころの話。

そのころ、姫はプロ野球観戦に夢中だった。
今でこそ「カープ女子」なんて言葉もできて、広島東洋カープの女性ファンも増えてきているが、まだまだ当時はマイナーだった。

姫がカープファンになったきっかけは、小学生のころにさかのぼる。
何気なくテレビで見ていた高校野球で、北陽高校の高木宣宏というピッチャーに釘づけになった。

それは夏の甲子園。名古屋電機と対戦していた、3回戦。
彼はリリーフとして早い回からマウンドに立ち、延長12回でサヨナラホームランを打たれ、力尽きた。

華奢なからだ、可愛らしい顔つき。それなのに、一球投げるごとに、負けん気の強さのにじみ出る真剣な表情。
試合には負けてしまったけれど、姫は心の底からカッコいいと思った。
あの一瞬一瞬の彼に、きっと恋をしていたのかもしれない。

そんな高木選手が、広島東洋カープに入団したと知り、姫のカープファン歴は始まっていった。
彼のことをもっと知りたくて、月刊カープファンという雑誌の年間購読もした。
姫は熱心に読者投稿欄に投稿もし、高木選手のサイン入りボールをもらったことは、何よりもうれしいことだった。

ただ残念なのは、彼の活躍があまり長く続かなかったこと。
それでも、ずっと応援してきた球団への愛着もあり、姫は彼がいなくなった今でもカープのファンだった。



          【episode18 (2)に続く】




episode1 から読んでみたいかたは、こちらからどうぞ。
   ↓
わたしがまだ姫と呼ばれていたころ episode1 三日月







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