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恋愛小説:わたしがまだ姫と呼ばれていたころ

わたしがまだ姫と呼ばれていたころ episode18 野球観戦(8)


売り子の男について、下に降りながら姫は尋ねた。
「でも、わたしがジャージ借りてて、君は困らないの?」
「予備のなんで」
「そう」
「それと……、やっぱ、僕、クリーニング代払います」
「え、いいわよ。ジャージ貸してもらうだけで十分よ」
「でも、お姉さんに迷惑かけちゃったし」
「せっかくバイトしてるんでしょ」
「そうだけど……」
話しているうちに、下に着いた。

「ここで待っててください」
姫がしばらく待っていると、黒っぽいジャージを持って男が戻ってきた。
「はい」
「ありがとう。で、これ、返すのなんだけど、試合終わってからって、どこにいる?」
「え? 僕、今日はバイト4時までなんです」
「え? そうなの? 試合開始が2時でしょ、4時ってどうなの?」
「すいません」
「違うの。責めてるとかじゃないのよ」
姫は慌てて訂正した。

「4時にもし試合が終わってて、スカートが乾いてたら何の問題もないのよ?」
「そうですね~」
男は考え込んだ。



          【episode18 (9)に続く】





episode18 野球観戦(1)
 は、こちらをご覧ください。
   ↓
http://cafesanur.blog.fc2.com/blog-entry-170.html




episode1 から読んでみたいかたは、こちらからどうぞ。
   ↓
わたしがまだ姫と呼ばれていたころ episode1 三日月







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