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恋愛小説:わたしがまだ姫と呼ばれていたころ

わたしがまだ姫と呼ばれていたころ episode18 野球観戦(11)


「明日、休み取るわ」
気がつくと、姫の口は勝手にそう言っていた。

「え? 大丈夫なんですか」
「わかんない」
「無理しないで」
「なんだかね、君にまたすぐ会いに来たい気分なの」
「だったら、僕が行きます。お姉さんの会社まで」
「でも、明日、君はここでバイトなんでしょ?」
「僕が休みます」
「大丈夫?」
「うん」
「無理しないで」
「あ、おんなじこと言ってる」
そう言うと、男はうれしそうに笑った。

「じゃ、明日、Kホテルに夕方6時に来て」
「ホテル?」
「そう」
「なんか緊張するな。僕、ホテルで人と待ち合わせたことないから」
「明日、日曜でしょ? 駅の改札とか混んでるから、待ち合わせてちゃんと会えないと嫌なの」
「わかりました。どんな服着て行ったらいい?」
「え? なんだっていいわよ」
「だって、ホテルでしょ?」
「大丈夫よ。普段の恰好で」
「でも……」
男は不安そうに口ごもった。



          【episode18 (12)に続く】




episode18 野球観戦(1)
 は、こちらをご覧ください。
   ↓
http://cafesanur.blog.fc2.com/blog-entry-170.html




episode1 から読んでみたいかたは、こちらからどうぞ。
   ↓
わたしがまだ姫と呼ばれていたころ episode1 三日月







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