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恋愛小説:わたしがまだ姫と呼ばれていたころ

わたしがまだ姫と呼ばれていたころ episode18 野球観戦(12)


姫は男を安心させるように、努めて明るく言った。
「じゃ、ひとつだけ。ダメージジーンズ以外にして」
「あ。やっぱ、まずいですか」
「ううん。個人的にきれい目なほうが好きなだけよ」
「りょーかい!」
「お腹空かして来てね」
「え? ご飯も?」
「だって、わざわざ来てもらうんだもん。受け取って『はい、じゃあね~』じゃ、ちょっと淋しくない?」
「うん」
「じゃ、明日ね。楽しみにしてるわ」
「僕も楽しみです」
「このあとも、バイト頑張ってね」
「はい、ありがとうございます」
「あ、あとで、ケータイに一度掛けてみるから。それがわたしの番号ね」
「うん、ありがとう」

男の言葉遣いが、敬語になったり、くだけたりと、コロコロ変わるのが姫には面白かった。
一生懸命丁寧に話そうとしているのに、時々素が出て無防備にポロッと零れ落ちるタメ口に愛しさを覚えていた。


          【episode18 (13)に続く】




episode18 野球観戦(1)
 は、こちらをご覧ください。
   ↓
http://cafesanur.blog.fc2.com/blog-entry-170.html




episode1 から読んでみたいかたは、こちらからどうぞ。
   ↓
わたしがまだ姫と呼ばれていたころ episode1 三日月







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