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恋愛小説:わたしがまだ姫と呼ばれていたころ

わたしがまだ姫と呼ばれていたころ episode19 ジューン・ブライド(5)


「姫さん、今度は少しハードルが高いですよ。大丈夫ですか」
「はい、大丈夫です」

姫はもうなんでも受け入れる準備ができていた。

「では、姫さん、唇をお借りします」
「…………」

姫がドキドキしていると、温かくてふわっとした感触が唇に感じられた。
それはやがて、姫の意志とは無関係に、熱烈なものへと変化していった。

あとはもう言葉にするのは野暮だろう。やはり、そのためのベッドだったのだ。
牧師さんからワンピースで来るように、と指定されたのも納得だ。

姫の好みを完璧なまでに押さえているのは、心地よさを通り越してもはや運命としか言いようがない。

ここまで夢中にさせておいて、いざ目隠しを取ったらガッカリ、なんてことのないよう、あとは祈るのみだ。



今まで味わったことのない、痺れるような心地よいけだるさの中で、静かに姫の目隠しが外された。

その瞬間、姫は驚きを隠せなかった。
目の前には、ひとりの男が微笑んでいる。それも、姫の好みのルックス、体形。

牧師さんは、いつの間にか席を外していたようだ。
眠り姫が深い眠りから覚めたときって、きっとこんな感じだったのかしら、と姫は思った。

「あなたは?」
「僕はずっとあなたを探していたんです」
「わたしのこと、知ってるの?」
「ええ、ずっとずっと前から」
「いつから」
「それは言わなくても、あなたならわかるでしょう」

こうして、姫の婚約者が決まった。




双子座の新月の日、姫は新月のお願い事をノートに書いていた。

「今月中にドラマティックに婚約者と出逢う」と、まず書いた。

そこから始まった妄想が、先ほどの教会の屋根裏部屋の話だ。

今度の日曜学校で、牧師さんにお願いしてみようかしら、と真剣に思い始めていた。
いや、もちろん、あんな方法ではなく、きちんと紹介してもらうのだ。

牧師さんの知っている人で、甘くてハスキーな声、しなやかな感触の肌、やわらかくてふわふわの唇、ルックスのいい男性、いませんか、って。
そんな人がいたら、即結婚でもいい。
ジューン・ブライドへの憧れも少しあった。

あ、でもやっぱり、結婚前のからだの相性も大事かしら。
姫の妄想は、第二弾へと進んでいった。


          【episode19 終わり】




   ☆ ☆ ☆ 新月のお願いについて ☆ ☆ ☆

今日(2016.6.5)の正午は、双子座の新月です。
これ、妄想じゃなくて、事実ですよ!

新月は、その月の形が実際に目に見えるわけではありません。
太陽(意識)と、月(無意識)が重なるのが、新月です。

ということは、普段意識にのぼって来ない、本当の自分自身の望みが、浮かび上がってきやすいときと考えられます。
ほぼ月に一度の、この新月のときに、自分自身と対話してみてはどうでしょうか。
願いを実際に紙に書いてみませんか。

新月の星座はほぼ毎月変わっていき、星座によって叶いやすい願い事の分野が違います。
6/5は、双子座なので、コミュニケーションや知性についての願い事。
あるいは、小旅行、前向きな日常、学び、インターネット関連などの願い事が叶いやすいと言われています。

でも、自分自身の心の底から浮かび上がってくる声に、まずは耳を澄ましてみてください。
もしかしたら、思いがけない願いに、驚くかもしれませんね。
本当の望みを無視したり、気づかないふりをするのは、自分自身を偽って生きることだと思います。
そのときはよくても、あとから悩みの種になるかもしれません。

そんなことがないように、自分に正直に生きたいですね。

書くだけで叶うのなら、だまされたと思って書いてみましょうよ。
そのとき、あくまで自分自身を主語にした書き方を。

「〇〇さんが、△△になりますように」
というのは、NGです。

なぜなら、他人を変えることはできないから。

「わたしが、☆☆になりますように」
自分のなった姿をイメージしながら、だとさらに叶うように思います。

みんなで、願いを叶えましょう。


以上、長々と余談でした。
おつきあいいただき、ありがとうございます。





episode19 ジューン・ブライド(1)
 は、こちらをご覧ください。
   ↓
http://cafesanur.blog.fc2.com/blog-entry-197.html






episode1 から読んでみたいかたは、こちらからどうぞ。
   ↓
わたしがまだ姫と呼ばれていたころ episode1 三日月








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