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写真詩

迷子



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あなたが左手を差し出すから

わたしは右手を預けた

指先だけからませて

爪の感触を確かめあって



このまま海に行こうかって

あなたが急に誘うから

いいけどもう暗くなるわよって

あなたの真意を確かめたくって



今日は帰らなくてもいいんだ

わたしの目を真剣に見つめて言うから

返事に困ってうつむいてしまったの

わたしの気持ちは決まってるのに



このまま迷子になってしまおうか

あなたの突拍子もない提案は

口実の欲しいわたしの

弱いこころを見透かしていた



こうしてふたりは迷子になった

帰り道がわからなくって

帰りたくない気持ちが

ふたりを迷子にさせていた



海が乳白色に染まるころ

ふたりの想いは重なって

ひかりの道へと溶けてゆく

もう迷わないわたしたち








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テーマ : 写真にコトバをのせて
ジャンル : 写真

コメント

きれい

「乳白色に染まる」という言葉がぴったり

詩全体が乳白色に染まるように優しくやわらかい印象です。

妬ましいくらい。

ひらがなの使い方が上手ですね。

こんな風に表現できたらいいのになぁ・・

素敵です。拍手。

あきさんへ


たくさん誉めてくださって、ありがとうございます。

「妬ましいくらい」?
そうですか?

ひらがな、好きなんです。
やわらかいイメージ、好きなので。
特に、この写真には、ひらがな、かなとも思い、多用してしまってます。

コメント、ありがとうございます。



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cafe sanur

Author:cafe sanur

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