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恋愛小説:わたしがまだ姫と呼ばれていたころ

わたしがまだ姫と呼ばれていたころ episode21 ブローティガンの詩集(1)


その昔、わたしがまだ姫と呼ばれていたころの話。

そのころ、姫は少し憂鬱な毎日を過ごしていた。
外は雨。まぁ、それはいい。梅雨なのだから。

問題はそんなことじゃない。
つきあっている男と連絡が取れなくなってしまったのだ。

もう二週間になる。
遠距離でなかなか逢えないから、その淋しさを埋めるかのように、メールは毎日欠かさずくれていたのに。

電話は、間がもたなくて恥ずかしいから、という理由で、お互いほとんどしていなかった。
逢っているときの「間」は、目を見つめ、ただ微笑んでいるだけで心地よかった。
でも、顔の見えない電話での「間」は、男がどう思っているのか不安で、姫は少し怖かった。

だから、二週間メールがない、今でさえ、姫は電話をするのをためらっていた。
何より、男の電話に、知らない女が出てきたりしたら、と思うと、まるっきり勇気が出なかったのだ。

いつもなら、得意のタロットカードに訊いてみたり、信頼している占いアドバイザーの先生に相談してみたりするのだが、それをする気力もなかった。

いったい、わたしはどうしちゃったんだろう。
自問自答を繰り返す姫だった。



          【episode21 (2)へ続く】










episode1 から読んでみたいかたは、こちらからどうぞ。
   ↓
わたしがまだ姫と呼ばれていたころ episode1 三日月








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cafe sanur

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