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恋愛小説:わたしがまだ姫と呼ばれていたころ

わたしがまだ姫と呼ばれていたころ episode21 ブローティガンの詩集(2)


事の発端を、思い起こしてみる。

最後に逢ったのは、去年のクリスマス。姫の誕生日だった。
特に、何も問題は起こらなかった。

次に逢えるのは、いつかな、という話になったとき、男が「さぁ、今はまだわからないな」と言った。
姫が「じゃあ、あなたのお誕生日にしましょ。今度はわたしがお祝いに行くわ」と言うと、男は「今は約束できない」と言った。

思えば、それが既に細い溝だったのかもしれない。
前の年には、お互いの誕生日に逢った。


最後に電話したのは……。
確か、先月だ。お誕生日のプレゼントを贈りたいから、何がいいか姫が尋ねたのだ。
「いいよ。わざわざ送ってくれなくて、今度逢ったときで」と、断られた。

男の誕生日まで、あと5日。
姫は、一応プレゼントは用意したものの、果たして今年は渡せるのか、とても心配だった。
逢ったとき、って、その肝心の逢う日が決まってないんじゃ、渡しようがないじゃない。



          【episode21 (3)へ続く】





ブローティガンの詩集(1)
 は、こちらをご覧ください。
   ↓
http://cafesanur.blog.fc2.com/blog-entry-215.html







episode1 から読んでみたいかたは、こちらからどうぞ。
   ↓
わたしがまだ姫と呼ばれていたころ episode1 三日月








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cafe sanur

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