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恋愛小説:わたしがまだ姫と呼ばれていたころ

わたしがまだ姫と呼ばれていたころ episode21 ブローティガンの詩集(5)


今すぐに電話したい気持ちを抑え、さらにページを繰っていった。
最後の詩。

Boo,Forever

Spinning like a ghost
on the bottom of a
top,
I’m haunted by all
the space that I
will live without
you.




池澤夏樹さんの訳。

べえー、永遠に

こまの底にしがみついて
ぐるぐるまわる幽霊のように
 ぼくは
きみなしで
生きる宇宙の
広さにおびえて
 いる。




そして、またハートの付箋紙。
【いっしょに暮らそう】

あぁ、なんてわたしって、バカなの!
姫は自分の鈍感さを呪った。

去年、誕生日にプロポーズしてくれてたのに、全く気がつかなくて、今度いつ逢える、だとか、プレゼントを送るだとか、そんなトンマなことばっかり言って。
きっとこんな姫に、がっかりしていることだろう。いや、幻滅しているだろう。
呆れ返って、もう他の女の子とつきあっているかもしれない。

それでも、後悔に交って、うれしさや愛しさのほうがあふれかえり、姫はとうとう男に電話した。



          【episode21 (6)へ続く】




☆参考文献☆

『チャイナタウンからの葉書』
R.ブローティガン 著
池澤夏樹 訳
株式会社 筑摩書房
2011年5月10日 第一刷発行





ブローティガンの詩集(1)
 は、こちらをご覧ください。
   ↓
http://cafesanur.blog.fc2.com/blog-entry-215.html







episode1 から読んでみたいかたは、こちらからどうぞ。
   ↓
わたしがまだ姫と呼ばれていたころ episode1 三日月








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cafe sanur

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