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恋愛小説:わたしがまだ姫と呼ばれていたころ

わたしがまだ姫と呼ばれていたころ episode12 卒業旅行(3)


ホテルに着いて、三人で寛いでいたときのこと。話題は昼間の男性グループのことになった。

「ねぇ、なんか内山くんってさ、姫に気があると思わない?」
しずちゃんの、この一言が引き金となって、そこから一気にガールズトークへ。

「そうかな? そんなふうには思わなかったけどな」
否定的な姫の返事に納得しないのか、しずちゃんが更に訊いてくる。

「で、姫はどうなの?」
「え? どうって?」
「内山くんのこと。話してる感じだと、そんな嫌そうって顔じゃなかったよね?」
「そりゃ、初対面ですもん。いきなり嫌な顔したら失礼でしょ?」
「ってことは?」
「タイプじゃないわよ」
「そうなんだ? まんざらでもなさそうに見えたけどね」
「まさか? 普通に話してただけよ。それが礼儀ってもんでしょ。それより、リナなんじゃない?」
それまで、姫としずちゃんの会話を黙って聞いていたリナに、姫は話題を振った。

「わたしが? なぁに?」
のんきにリナが会話に参戦。
「あら、リナだって気づいてるわよね? 馬場くん」
「馬場くん?」
「そう。ずっとリナの隣、キープしてなかった?」
「うーん、確かに隣にはいたけど」
「話しててどうだった?」
「うん、感じいい人だったよ」
「それだけ?」
「うーん、正直、まだよくわからないし……」

そう言うリナに、今度はしずちゃんが追い打ちをかける。
「でも、第一印象だと誰が一番? リナは、やっぱ、馬場くんなの?」
「そうねぇ、他の人と話してないからなんとも言えないわ」
「だから、第一印象でいいのよ。パッと見」
「うーん、わかんない」


          【episode12 卒業旅行(4)に続く】





episode12 卒業旅行(1)
 は、こちらをご覧ください。
   ↓
http://cafesanur.blog.fc2.com/blog-entry-85.html





episode1 から読んでみたいかたは、こちらからどうぞ。
   ↓
わたしがまだ姫と呼ばれていたころ episode1 三日月





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